住宅は建てて終わりではありません。メンテナンスを行いながら長く住み続けていくものです。きれいな新築の注文住宅を建てただけで満足するのではなく、退職後も安心して住める長寿命な家づくりを考えませんか?ここでは、退職後も安心して住み続けられる注文住宅のつくり方や、メンテナンス方法についてご紹介します。
住宅会社によって、建てる家の特徴は異なります。建材にこだわる住宅会社、工法に特徴のある住宅会社、デザイン性を重視した住宅会社など、さまざまです。耐久性のある家にしたい場合には、以下の点にこだわりのある住宅会社を選びましょう。
湿気の多い日本では、床下に結露が発生し、それが原因で土台が腐ってしまったり、シロアリの被害にあったりすることがあります。家を支える土台に結露が発生しないよう、除湿や防湿などの湿気対策を行っている住宅会社を選びましょう。
木造住宅の場合、柱や梁(はり)に利用する木材の耐久性もポイントです。住宅に使用する木には、檜(ひのき)、スギ、マツなどいくつか種類があります。耐久性にこだわるのなら、湿気にも強い檜(ひのき)がおすすめです。
住宅に利用する木材の種類とその特徴について、詳しくはこちらの記事もぜひご覧ください。
>>温もりのある木の家に住みたい!木材の特徴とメリット・デメリット
檜(ひのき)は、古くから住宅の構造材として利用されています。日本最古の木造建造物である法隆寺五重塔や、伊勢神宮の式年遷宮にも使われていることから、構造材として古くより日本人の信頼を得ている木だといえるでしょう。
たびたび大きな地震が起こる日本では、同じ家に長く暮らすために、耐震性にも気を配ることが必要です。新築時の耐震性に問題がなくとも、将来的に間取りの変更が必要になったとき、リフォームによって住宅の強度や耐震性が下がってしまうようでは不安が残ります。
将来の間取り変更への対応を考えて設計する、もりぞうのスケルトン・インフィルを例に見てみましょう。もりぞうのスケルトン・インフィルでは、構造上重要な柱や梁、床と、力のかからない間仕切り壁や設備を分離して施工しているため、耐久性はそのままで後々の間取り変更を行いやすくなっています。このように、将来の生活と間取りの変化への対応力があるか、家を建てるときから意識することが大切です。
長く住み続けていると、家族構成の変化にともなって新築時の間取りでは住みづらくなってしまうかもしれません。将来を見越し、自由に間取りをカスタマイズできる設計にしておきましょう。例えば、子どもが小学生になるまでは主寝室と子ども部屋を一つの空間にしておき、子どもに個室が必要になったころ壁を取り付けられるようにします。
反対に、2つの子ども部屋を将来つなげられるように、壁を簡単に取り払えるように設計してもらうこともできます。今住宅を建てたとして、10年後にはどのような暮らしをしているのか。そして、20年後、30年後についても同じように考え、将来を見越した設計にしておきましょう。
住み始めて10年、20年と経過していくうちに、住宅の内部・外部に不具合が出てしまうこともあります。そうすると、トイレやお風呂、キッチンなどの設備の交換をはじめとして、外壁や屋根の塗装、クロス(壁紙)や床板の張り替えなどのメンテナンスが必要になります。長く住み続けられる家にするためには、不具合が出てしまう前のメンテナンスも大切です。
外壁の種類や塗料の種類にもよりますが、外壁塗装は10年を目安に点検してもらいます。家を長持ちさせるために重要なポイントは、雨水を家に侵入させないことです。「サイディングボードの継ぎ目のシーリング材が縮んでいないか」「屋根に不具合がないか」などを定期的にチェックし、不具合があれば修繕してもらいましょう。
注文住宅を建てる際には、建築を依頼した住宅会社にどのようなアフターメンテナンスがあるのかも確認しておきましょう。定期的な訪問点検を行っていて、何かあった際にはすぐに相談できる窓口がある住宅会社だと安心です。
住宅を建てるとき、つい現状の生活にばかり目が行きがちですが、30年後の生活がどうなっているのかも考えておくことをおすすめします。「間取りの変更ができる設計にする」「耐久性の高い建築材を使用する」「定期的なメンテナンスで住宅を守る」など、住宅を建てる際に重視するべき項目はいくつかあります。生涯快適に暮らせる住宅になるよう、アフターメンテナンスも充実している住宅会社を選びましょう。
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