2019.01.25
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家づくり

木の家を長持ちさせる設備の選び方【エネルギー関連】

木曾ひのきをふんだんに使った住まい(写真=株式会社もりぞう)
木曾ひのきをふんだんに使った住まい(写真=株式会社もりぞう)

天然の木をふんだんに使った住宅は心地よく暮らせると人気ですが、木の家を長持ちさせたいのであればさらに設備選びにもこだわりましょう。ここでは、こだわりの木の家を長持ちさせる設備の選び方について紹介します。

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木の家の冷暖房設備について

木材は水分に弱いため、湿度の高くない家、結露が起こりにくい家にすることが長持ちの秘訣です。そこで、木の家にこだわりたいのなら、まず高気密・高断熱な住宅が建てられる住宅会社に依頼しましょう。高気密・高断熱の住宅にすると気温の変化による結露も起こりにくく、冷暖房も最小限で済ますことができます。

高気密・高断熱の家ならば、冷暖房は年間を通してエアコンの稼働だけで十分でしょう。無垢材の床なら足元に冷えを感じにくいため、床暖房も必要のない場合がほとんどです。エアコンであれば夏の除湿もできるので、自然と木に優しい環境を保つことができます。建築時に太陽光発電や蓄電池を設置しておけば、冷暖房による光熱費を削減することも可能です。家にも環境にも優しく、家計にも優しい家づくりを意識してみてはいかがでしょうか。

最もエネルギーを使う給湯について

木の家に優しい給湯器についても考えていきましょう。給湯器には電気を使うエコキュート、ガスを高効率に使う最新のガス給湯器や電気とガスのハイブリット型などがありますが、それぞれシステムに違いがあります。

エコキュート

エコキュートは空気中にある熱を使ってお湯をつくる設備です。エコキュートはガスではなく電気を使うため、主にオール電化の住宅で選ばれています。エコキュートは貯湯槽を設置するため、基礎をつくる必要がある点に注意しましょう。土地の広さや形状によっては設計段階から設置位置をよく考えておかなければいけません。

ハイブリッド型

エコキュートとガス給湯器を組み合わせたハイブリット型の給湯システムもあります。ハイブリット型では、エコキュートで沸かしたお湯を利用する際、温度が足りない分だけガスを利用して沸かします。

深夜電力を使って沸かしたお湯は、翌日に利用するまでに徐々に冷めてしまい、大量にお湯が必要になると湯切れを起こしてしまうことがあります。そのような時でも、ハイブリット型ならガスで瞬間的にお湯を沸かせるためとても便利です。

ところが、ランニングコストはエコキュートよりも低くなるものの、設備自体が高く導入コストがかかってしまうためあまり選ばれていません。

コンセントやスイッチの位置

コンセントやケーブルの端子、スイッチの位置も重要です。無駄のない配線はリフォーム時にも邪魔にならず、メンテナンスも楽になります。壁の中の配線やコンセントの位置は設計時から決めるものですが、工事段階で問題があれば変更しても構いません。特に、テレビやパソコンを接続するコンセントとケーブルの端子は多めに設置することをおすすめします。

増設せずに暮らすのは意外とストレスがたまりますし、後から増設するのはお金がかかり、壁に穴を開けることになります。最適なコンセントの高さもチェックしましょう。「寝室や子ども部屋に必要なケーブル端子は何か」「書斎や家事室はどうするのか」など、設計時に住宅会社に相談しながら決めましょう。コンセントが多く必要なのはリビングとキッチン、そして洗面室です。

コンセントが足りず電化製品が思ったように使えないということがないよう、「わが家にはどれだけの電化製品があるのか」「それらをどこに設置するのか」についてイメージして決めていくと失敗がありません。

建物や設備の性能でも家の持ちは変わる

住宅のデザインや外構にこだわり抜くのも一つの楽しみですが、せっかく新築で建てるのなら、いい家に長く暮らしたいものです。長持ちする木の家を建てたいのであれば、断熱や気密性、設備の性能にもこだわりましょう。人の目に見えない部分に手をかけると春夏秋冬いつでも暮らしやすい家になります。

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