2019.03.20
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くらし

見落としがち!住宅ローンの諸費用は何にいくら掛かる?

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

注文住宅を建てるとき、必要なお金は土地の購入費と住宅の建築費だけではありません。住宅ローンの諸費用に、引っ越し代や新生活に必要なものをそろえる費用なども必要です。これらをトータルすると、意外と高額になってしまいます。注文住宅を建てる前に、どのようなお金がどれくらい必要なのかしっかりと理解しておきましょう。

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住宅ローンの諸費用、何にいくらかかる?

住宅ローンの諸費用について詳しくみていきましょう。住宅ローンの諸費用とは、住宅ローンを利用する際に、借入金と支払利息以外にかかる費用を指します。諸費用は、多くの場合まとめて現金で支払わなければなりません。銀行によっては、諸費用部分も融資の対象になる「諸費用ローン」を利用できる場合もあります。

しかし、ローンの総額が増えると月々の返済額も増加してしまうため、できれば諸費用についてはローンを使わずに現金で支払い、返済の負担を減らしたいものです。住宅ローンの諸費用には、契約のための事務手数料、保証会社に保証を依頼する際の保証料、契約書に貼る印紙税、抵当権の設定費用や司法書士への報酬などが含まれます。

住宅ローンの諸費用の内訳について、詳しくはこちらをご覧ください。
>>住宅ローンを使うための基礎知識【諸費用について】

住宅ローンを利用するときに加入を求められる団体信用生命保険の保険料は、銀行で用意しているベーシックな契約であれば無料の場合が多い傾向です。3大疾病や8大疾病特約を付けると、諸費用として一括での支払いを求められるのではなく、ローンの利率に上乗せという形がとられます。

住宅ローンの諸費用の中で、意外と大きいのが保証料や事務手数料です。ただし、保証料や事務手数料は借り入れする銀行や住宅ローンの商品によって内容が異なる場合があります。保証料は無料で事務手数料は有料、保証料も事務手数料も有料といった具合です。

例えば、事務手数料を融資金額の2%強と定めているものの、保証料は0円という銀行もあります。仮に事務手数料が融資金額の2%だった場合、5000万円の融資をうけると、事務手数料は100万円になります。住宅ローンを比較する際には、諸費用についても比較しておきましょう。

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諸費用も含めたトータルコストで住宅ローン選びを

新しい住宅で生活を送るときには、住宅ローンの諸費用以外にも、家具や家電製品の購入、引っ越し費用など、現金が必要な場面が多く出てきます。
 

新居で暮らす際にかかる費用例
引っ越し代・ゴミ処理費 約20万円 旧住居から新住居への距離が遠い場合にはさらにかかる
家具・カーテン 約50万円~ こだわりの家具やカーテンを選ぶと100万円を超えることも
家電 約30万円~ 部屋数によってはエアコンだけでも30万円を超えてしまう可能性あり。冷蔵庫や洗濯機、テレビなども新調した場合、100万円を超えることも
照明 約10万円 部屋数や照明の数による

住宅金融支援機構の「住宅取得に係る消費実態調査(2014年度)」によると、新築の一戸建てを購入した人が、おおよそ1年以内に購入した耐久消費財の平均金額は201万円です。住宅ローンを利用する前に、これらの費用も支払えるよう、まとまった現金を用意しておきましょう。

住宅ローンがあるから安心!ではなく、しっかりと現金も準備しておこう

住宅ローンとあわせて、諸費用を支払うための諸費用ローンも利用できる銀行は確かにありますが、すべてローンにしてしまうと、月々の返済負担が大きくなりすぎてしまいます。住宅は建てて終わりではありません。リフォーム資金やメンテナンス費用の積み立てができるように、現金で支払える部分は現金で支払い、ゆとりある返済計画を立てましょう。

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