注文住宅のよいところは、自分の暮らしにあった家に設計してもらえるところです。建売住宅では見かけないような、便利な収納を作ってみませんか?ここでは、注文住宅ならではの真似してみたくなる便利な収納アイデアを紹介します。
限られた面積の住宅でも、工夫次第で収納スペースを多く取ることができます。よくあるのが、階段下のスペースを活用した収納です。2階建て以上でスキップフロアなどを採用している狭小住宅では、階段とフロア下にたっぷりの収納スペースを取ることもできます。
「階段の片面はリビングに面して見せる収納」「反対の面は引き戸にして掃除道具などをしまう収納」という使い方もできます。子ども部屋は思い切って壁一面を壁面収納にしてもよいでしょう。子どもの手が届く下の方は引き出して使える収納に、上側は子どもが作った作品を飾ります。お気に入りのおもちゃを飾るのもおすすめです。
リビングや居室の空間をより広く見せるポイントは次の3つです。
・床が見える
・視線を遮るものがない
・明るい
リビングに入ってすぐ、目に入る位置に背の高い収納があると、圧迫感を与えてしまうので注意しましょう。リビングの収納でおすすめなのが、ウォークインクローゼットです。ウォークインクローゼットといえば寝室に隣接しているイメージですが、リビングに隣接させることで収納場所が近くにあるので物がしまいやすくなります。
物が多く雑然としがちなリビングを、いつでもすっきりとした状態に保つことができるでしょう。さらに、そのウォークインクローゼットを洗濯室・家事室とつなげてみるアイデアもおすすめです。生活動線・家事動線が短くなり、日々の家事の負担を軽減することができます。ウォークインクローゼットの設置が難しい場合には、廊下の壁を収納にするという手もあるでしょう。
リビングからは見えない位置に収納スペースを作ることで、急な来客にも慌てず対応できるようになります。収納に戸を付けず、見える収納にしておくとしまいやすく取り出しやすい収納になるでしょう。
最後に、暮らしを豊かにする収納のアイデアを紹介します。
リビング横に小上がりの畳スペースを作ります。畳の下の空間を収納にすることで、限られたスペースでも上手に収納を作ることができます。畳のスペースは家族の憩いの場にもぴったりです。
2階のスペースにロフトを作り、その上を収納にします。ロフトの収納は屋根裏部屋のような雰囲気で、子どもも大人もお気に入りのスペースになることでしょう。収納の一角に天窓を付けて、夜には星や月が眺められるようにしたり、ロフト収納のスペースを広く取って一角を子どものプレイルームにしたりすることもおすすめです。子どもが成長してからは、勉強部屋にすることもできます。
趣味を多く持つ人の中には、収納にもこだわりたい人もいるのではないでしょうか。何かをコレクションする趣味を持っているのなら、注文住宅を建築する際にオリジナルのディスプレイラックを作ってもらいましょう。クロスバイクが趣味なら、自室の中でクロスバイクを飾るように収納すると、趣味へのモチベーションも上がります。
3畳以上の広々としたパントリーを作り、その一角を書斎のようにして利用します。パソコンを置いて仕事をしたり、ミシンを置いて裁縫をしたりと自由に利用してください。一人の時間が欲しいときにも活用できます。
どのような収納がよいのか迷ったときには、自分や家族の生活を思い起こしてみてください。「ここにこんな収納があれば毎日が楽しくなりそう」というポイントを見つけたら、住宅会社に相談し、そのような設計が可能かどうか確かめましょう。趣味や子どもたち、日々の暮らしなどを思い浮かべながら、さまざまな視点から考え、収納の場所と大きさを検討してみましょう。
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