2019.05.07
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こだわり

和モダンでハイグレードな庭のつくり方

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

高級感あふれる和モダンの住宅を建てるのなら、庭にもこだわってみませんか?シンプルな庭ではなく、和の趣にこだわった庭をつくってみましょう。ここでは情緒あふれる、和モダンな庭のつくり方のポイントを紹介します。

和モダンな庭づくりのポイント

和モダンな庭をつくるときには、次のポイントを意識してみましょう。

和のアイテムを取り入れる

日本庭園でおなじみの岩や石、ししおどし、池など和のアイテムを取り入れながら、モダンな庭をつくることもできます。

日本庭園の様式を取り入れる

石や砂利を使って水の波紋を表現する枯山水や、建物の中にある小さな坪庭、庭に起伏がなく平らにつくられた平庭式庭園など、古くからの日本伝統様式を取り入れながら、モダンに仕上げることもできます。伝統的な様式と、直線的なデザインや無機質の素材とモノトーンの色調を組み合わせてみましょう。

現代らしさが感じられるものを使う

門から玄関までのアプローチに洋風の石畳をつくってみたり、ウッドデッキと白砂を組み合わせてみたりと、和の要素に洋の要素を少しプラスしてみてください。シンプルながら、個性的で目を引く庭になります。

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四季を感じさせる庭にする工夫

和モダンの庭をつくるときには、「四季折々の自然」が楽しめるように工夫する必要があります。日本の四季を小さな庭に詰め込むように、季節ごとに異なる表情を見せる植物を植えてみましょう。

和モダンな庭におすすめの植物

マツ、イロハカエデ、ナナカマド、ウメ、サクラ、フジ、アジサイ、ツバキといった、日本らしい美しさを持つ庭木がおすすめです。また、スイセンやアヤメなど昔ながらの日本を感じさてくれる色とりどりの草花も植えてみましょう。春には桜の花、夏には草花、秋には紅葉というように、日本の四季を感じさせてくれる庭になります。

多年草なら植え替えの必要なし

樹木を植えると適宜剪定が必要になりますが、草花は樹木と違って剪定の必要がありません。また、多年草ならば、一年草のように毎年手をかけて植え替える必要もありません。キキョウ、キク、スズランなどを植えてみましょう。

縁側で楽しむ庭

庭を楽しむために、住宅に縁側をつくってみませんか?昔懐かしい縁側は、家族のコミュニケーションスペースにもなります。縁側のそばに芝のスペースをつくり、子どもが遊べる空間にすることも可能です。和の趣がある植物をいくつか植えた庭に芝と石畳を利用することで、よりモダンな庭となるでしょう。芝の近くに水栓を備えておけば、夏には子ども用プールで遊ぶこともできます。

庭の中に小さな池をつくると、縁側で涼を感じられる庭になります。また、庭の一角にライトで照らされる空間をつくり、幻想的な庭にすることも可能です。高木の広葉樹を植えて縁側に日影をつくったり、反対に、冬でも日光が差し込むように低木を中心としたデザインにしたりといった工夫もできます。「庭で何をしたいのか」を考えてから庭づくりを行うことで、デザインと実用性を兼ね備えた庭にすることが期待できるでしょう。

庭の手入れについて

庭に植物を植える場合には、手入れも必要になります。庭木には剪定も必要です。剪定バサミやノコギリなどを用意し、秋から冬にかけて余分な枝を切り落とします。木を大きくしたい場合には、込み合った細かな枝を切り落とし、枝から複数の芽が伸びて小さな枝が出てきたときには、枝の間隔が狭いところを中心に切断しましょう。

芝を植えた場合には、春先に雑草を抜き取り芝が消えないようにします。草を抜いてくぼんだ場所には、砂か土を入れておきましょう。夏に芝が伸びてきたら、芝刈りを行います。小型のものでも芝刈り機を使うと簡単です。庭全体の雑草を抜くときには、雑草を抜く道具である除草フォークを使うと効率よく雑草を除去できます。

最近では、メンテナンスが少なく済むローメンテナンスの庭をつくる人も増えています。こまめなメンテナンスが難しい場合には、ローメンテナンスの庭づくりを依頼するとよいでしょう。庭木の剪定などの手入れは、庭師に頼むこともできます。

いやされる和モダンの庭で家族団らんのひとときを

伝統ある和の庭にモダンをプラスすることで、おしゃれながらも落ち着きといやしのある庭をつくることができます。自分の手で少しずつ植物を増やし、唯一無二の庭をていねいにつくり上げるのもおすすめです。家族みんなで楽しめる庭をつくってみましょう。

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