2019.02.28
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家づくり

切妻屋根や片流れ屋根……屋根や天井にはどのような形状やデザインがある?

モデルハウス(写真=株式会社もりぞう)
モデルハウス(写真=株式会社もりぞう)

部屋の空間の印象は、リビングの天井の形状を変えるだけでも、大きく変わります。最も一般的な形状は、天井面が水平の平天井ですが、傾斜をつけたりカーブをつけたりして個性的なインテリアに挑戦してみませんか?ここでは、リビングのインテリアにこだわりたい人に向けて、屋根や天井の形状やデザインについて紹介します。

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屋根の形を活かした天井

屋根の形状と同じ形の天井にして、デザインを楽しんでみましょう。平屋ならそのまま屋根の形状を活かし、2階建ての場合には吹抜をつくるか、リビングを2階に配置することで屋根の形状を活かした天井にすることができます。

勾配天井

屋根勾配を利用し内部天井を勾配天井にすることで、シンプルながらも広い空間が演出できます。傾斜天井、斜め天井、片流れ屋根などと呼ばれる形状で、吹抜にはしないけれど、なるべく天井を高くしたい、という人におすすめです。空間に高さを生み出すので開放感を感じることができ、シンプルながらも空間に動きがでます。

切妻屋根(きりづまやね)

切妻屋根は船の底をさかさまにしたような形状であることから、舟底天井とも呼ばれます。切妻屋根を反映させると、天井は屋根の頂点から左右対称に勾配がつきます。リビングの中央に屋根の頂点が来るようにし、大きな開口部を設けることで、まるでチャペルのような印象に仕上げることも可能です。屋根組の構造体を見えるようにしたナチュラルな天井にすると、屋根裏や秘密基地で過ごしているような気分を味わえるでしょう。リビングをより広く見せたいときに効果的な形状です。

腰折れ天井

天井の中央部分は水平で、壁側にだけ傾斜がある形状です。欧米で見られるマンサード屋根を天井に反映させると、この形状になります。マンサード屋根は、屋根の上部と下部で勾配が異なり、2段になっている形状の屋根です。切妻屋根よりも上部が広く、より動きのあるデザインの天井になります。

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優しい印象の「むくり天井」 

むくり天井のモデルハウス(写真=もりぞう)

片流れ屋根や切妻屋根をそのまま反映させると、勾配はあるものの直線的で角張った天井になります。より優しい印象のリビングにしたい場合には、むくり天井を採用してみましょう。むくりとは、上に向かってふくらんでいる状態を指します。平らではなく、緩やかにカーブを描いているのがむくり天井の特徴です。

梁や柱でより複雑なデザインにすることもできますし、埋め込み式のダウンライトを採用してシンプルなリビングにすることも可能です。直線ではなく曲線を取り入れることで、リビング全体が柔らかな印象になります。

そのほかの天井の形状と特徴

そのほかの天井の形状と特徴について見ていきましょう。

折り上げ天井

天井の中央部分を周囲よりも一段高くした形状をいいます。フラットな天井ではなく少しデザイン性のある天井にしたい場合におすすめです。高くした部分にシーリングファンを取り付けたり、照明のデザインや配置を工夫したりすることで表情豊かなリビングになります。

木のぬくもりのある天井

木のぬくもりを感じられるむくり天井(写真=もりぞう)

天井材をあえて張らず梁をむき出しにした天井や、板張り天井にして木のぬくもりを存分に味わえるリビングにすると、住宅に高級感がでます。デザインとともに、自然の木の感じを楽しむこともできます。

天井もインテリアの一つ!さまざまな形状を検討してみよう

このように、天井の形状にはさまざまなタイプがあります。天井の形状を変えるだけで、リビングの印象も大きく変わるので、設計時には住宅会社と相談しつつ、理想の天井を探ってみましょう。スマートな印象の斜め天井、チャペルのような雰囲気を演出できる舟底天井、包まれるような優しさを感じるむくり天井などさまざまです。理想のインテリアにはどの形状が合いそうか、モデルハウスを訪れた際には天井までチェックしてみてください。

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