木の家を建てるとき、インテリアのテイストはどのようなタイプを選ぼうと考えていますか?インテリアにはシンプルモダン、ナチュラル、和モダン、カントリー、北欧モダンなどさまざまなタイプのテイストがあり、それぞれに異なる特徴を持っています。住宅内を好きなテイストにできるのが、注文住宅の醍醐味です。自分と家族の生活や好みも加味し、木を基調にした注文住宅によく合うインテリアテイストについて考えていきましょう。
はじめに、インテリアテイストの種類とその特徴についてご紹介します。

シンプルモダンテイストは、シンプルさを追求することで空間全体に洗練された高級感を演出することができます。シンプルモダンな空間にするコツは、とにかく余計なものを省くことです。プラスチックや金属などの無機質なものを多く使い、直線的で装飾の少ないデザインの家具を選び配置します。
内装や家具などの色は白や黒などのモノトーンで統一するのが一般的です。近年では、外観と内装をシンプルモダンで統一する住宅も増えてきています。自宅はいつでも清潔に、整理整頓された状態にしておきたいという人にもおすすめです。

自然な風合いを活かし、柔らかな印象の空間でまとめるのがナチュラルテイストです。見た目だけでなく、肌触りや香りも大切にします。家具やフローリングには無垢材を使用すると、よりナチュラルで温かみのある空間が生まれるでしょう。
カラーもベージュや茶色など、やさしい色合いでまとめます。インテリアのアクセントに金属を用いることで、木の風合いがより引き立ちます。ナチュラルテイストの空間には、シンプルながらもやわらかな色合いを取り入れた外観の住宅がマッチします。
シンプルモダンのように直線的な外観の住宅でも、外壁にブロックで飾りをつけたり、壁の色のアクセントにベージュや茶系を取り入れたりすると、ドイツやフランス、アメリカ風のナチュラルテイストになります。

欧米の昔ながらのスタイルをインテリアに取り入れたものがカントリーテイストです。イギリスのウインザーチェア、アンティークキルトのテーブルクロス、無垢材のフローリングなどを用いると、イギリスやアメリカの田舎暮らしをほうふつとさせる空間に仕上がります。空間をカントリーテイストにする場合には、住宅の外観も洋風にするとさらに統一感が出ます。

シンプルなデザインの中に、草や木、動物などのモチーフを取り入れ、さらに青や緑色など、自然にある鮮やかな色を中心にカラーコーディネートを行うのが、北欧モダンです。無垢材とかわいらしい柄をあしらったファブリック(布地)の組み合わせも、北欧モダンの家具にはよく見られます。
やさしさの中にも都会的な洗練された要素があり、人気のインテリアテイストとなっています。シンプルでナチュラルなインテリアに、アクセントとして北欧の家具を置くだけで北欧モダンテイストな空間が生まれます。
北欧の家具は、木とファブリックという自然な素材で作られたものが多いため、デザインによっては和モダンの家にも合わせられます。住宅の外観が、シンプルモダンでも和モダンでも合わせられるのが、北欧モダンのインテリアの特徴です。

和モダンテイストのインテリアは、欧米のモダンスタイルに、無垢材や珪藻土(けいそうど)の内壁、畳、障子、ふすまなど、昔ながらの和の建具や家具を取り入れて、温もりを感じさせるテイストに仕上げます。無垢材のフローリングに障子戸の組み合わせ、直線的で背の低い木目のテーブルや椅子、ソファーを設置し、色合いはカーキやブラウンなどのアースカラーでまとめると和モダンな空間が仕上がります。
住宅の外観には瓦を用い、カラーは白と黒や濃い茶を取り入れ、木材を使った飾りや柱を使うと落ち着きのある和モダンな家になります。昔ながらの住宅というよりは、古きよき日本のデザインに流行を取り入れたのが和モダンスタイルです。
木の格子を使っておしゃれに外の目を遮る工夫をしたり、ゆるくカーブした瓦のむくり屋根で個性を出したりと、外観に遊び心を取り入れるのもおすすめです。
さまざまなインテリアと外観のテイストと、その特徴が分かりました。では、この中で木の家に合うのはどのテイストでしょうか。ナチュラルやカントリーも無垢材を使った家に合いますが、おすすめしたいのは和モダンです。
日本人は、古くから木とともに生活してきました。縄文時代から現代に至るまで、住宅だけでなく、生活道具や工芸品としても木を利用してきています。世界最古の木造建築物である法隆寺の五重塔は、1,300年経った今もなお堂々とした姿を見せており、当時の建築技術のすばらしさを物語っています。
建材に使われるひのきの香りを嗅ぐと、なんとなく懐かしい気持ちを抱く人もいるでしょう。日本人の生活に寄り添ってきた、木をふんだんに使った住宅に、和モダンを組み合わせ、リラックスできる空間を作り上げてみてはいかがでしょうか。
注文住宅なら、外観も内装も、とことん自分好みに設計することができます。その住宅でどのような生活をしていきたいのか、理想の暮らしとはどのようなものなのか、そういったことを考えることで、自分にぴったりの生活空間が見えてくるでしょう。
家にいる間はのんびりしていたいという場合には、自然の風合いを活かした木の注文住宅に和モダンの家具を配置することで、自宅を極上のくつろぎ空間に仕立てられるかもしれません。
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