2019.03.25
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こだわり

無垢材と集成材の違いとは?強度や価格から建材の違いを知ろう

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

木造住宅に使用される木材には、種類があることをご存知でしょうか。大きく分けて、無垢材と集成材の2つがあります。理想の注文住宅に長く住み続けるために、この2つの木材の違いを理解し、自分の意思で、使用する木材を選ぶことをおすすめします。ここでは、集成材と無垢材それぞれの違いや、メリットとデメリットについてご紹介します。

無垢材と集成材の特徴、違いとは

はじめに、集成材と無垢材の違いについて見ていきましょう。

無垢材とは

無垢材とは、天然の木をそのまま利用した木材を指します。伐採した木を梁や柱の形に整えて使用します。無垢材は、形を整えるために加工された後も空気中の水分を吸収・放出しています。無垢材を使用した家はその木の性質を反映しやすく、同じ無垢材でも木の種類によって耐久性等が異なるのも特徴です。

集成材とは

集成材とは、挽き板(のこぎりなどで挽いて切った木の板)や小角材のピースを乾燥させてから、接着剤などで接合して作る木材のことをいいます。もともとはドイツで生まれた木材ですが、現代では日本の住宅にも多く使われるようになっています。細かな木を接合して木材としているため、水分による反りが出にくく、加工しやすく組み立てやすいという特徴を持ちます。加工がしやすいので、建築の際に大工の腕による差はほとんど出ません。

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集成材と無垢材のメリット・デメリットは

無垢材は天然の木をそのまま木材とし、集成材は細かい木を接合した木材です。そして、この2つの木材にはそれぞれ異なるメリットとデメリットがあります。ここからは、無垢材と集成材のメリットとデメリットについてご紹介します。

コスト(価格)

集成材は細かく切った木を接合するため、木を余すことなく活用でき、その分安価になりやすいというメリットがあります。集成材でも高価なものはありますが、一般的には無垢材よりも安価です。乾燥させた木材を組み合わせているため、品質が安定しているのも特徴です。

強度と耐久性

無垢材と集成材は強度にも違いが見られます。木の特性を活かして組み合わせた集成材は、強度の高い木材を作ることができます。ただし、人工的に作られた集成材の強度と耐久性は、使用する接着剤の種類によっても異なり、また、その集成材が作られた環境にも左右されます。

無垢材の場合、材木とする木の種類によって強度が異なる点に注意が必要です。そこで注目したいのがひのきの特性です。ひのきは伐採後、200年という長い時間をかけて強度を増していき、さらに1,000年かけて元の強度に戻ります。もりぞうが使用している、樹齢およそ80年を超えた「木曾ひのき」は無垢材の中でも強度と耐久性が高く、材質が安定しているのが利点です。

ひずみや反りについて

乾燥させた木材を組み合わせた集成材は、ひずみが少なく安定しているというメリットがあります。無垢材の場合、含水率の高い木材の場合には、ひずみやねじれが起こりやすいというデメリットを持ちます。無垢材は木の種類や育った環境によっても材質が左右されるため、それらを理解した熟練の大工でなければ扱いが難しいという特徴があります。

だからといって、無垢材すべてに強いひずみやねじれがあるわけではありません。厳しい環境の中で、ゆっくりとまっすぐに育つ木曾ひのきは、ひずみが少なく、加工もしやすいといわれています。さらに、もりぞうでは、家の柱に使う木材の含水率と強度を一本一本測定し、基準を満たすものだけを厳選して使用しています。

天然の香りと防虫

無垢材を建築材として使用することで、天然の木の香りによるリラックス効果が期待できます。また、ひのきやヒバなどは防虫効果も高く、特に強度が高いひのきはシロアリによる害も起きにくいというメリットを持ちます。

注文住宅を建てる際には建材を意識して住宅会社を選ぼう

建材には集成材と無垢材、大きく分けて2種類の木材があることが分かりました。注文住宅を建てる際には、無垢材と集成材の特徴を知り、それぞれのメリットを家づくりに活かしましょう。

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