2018.09.06
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こだわり

一工夫で人にもペットにも優しい家づくりを

(写真=WildStrawberry/Shutterstock.com)
(写真=WildStrawberry/Shutterstock.com)

大切な家族の一員として、人と同じように快適な生活を送ってもらいたいイヌやネコなどのペットたち。すでに飼育しているペットがいる場合には、より暮らしやすく、引っ越しを機にペットを迎えたいという場合には、動物にとって整った環境を用意してあげたいものです。注文住宅を考えるにあたり、意識しておきたい「ペットにも飼い主にも優しい家づくり」のヒントを紹介します。

ペットに配慮した家づくりとは

ペットにも人にも優しい設備として、まずは空調が挙げられます。人間は汗をかいたり洋服を重ねたりすることで体温調節ができますが、イヌやネコは体温調整の方法が多くありません。室温の変化で体調を崩すことがないよう、心地よい温度を保つ空調を備えておくと、ペットだけのお留守番も安心です。高気密・高断熱の家にすることで過ごしやすい室温をキープするほか、省エネにもつながります。

また、ペットのにおい対策として高性能な24時間換気システムも取り入れたいところです。気密性を高めて換気をすると効率がよくなり、においがこもりにくくなるため、ペットのにおいに慣れていない来客があった際にも安心でしょう。さらに、フローリングを無垢材などペットの足に優しい素材にするもしくはメンテナンスしやすい床材にする等の選択もあります。ペットの鳴き声対策としては、遮音性のあるサッシを用いるのもおすすめです。

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イヌに優しい設備と間取り

次に、イヌにとって優しい家づくりについて考えてみましょう。一般的にイヌは人によくなつき、散歩や運動が大好きですが、狭いところや留守番は苦手です。また、暑さに弱いため、夏の体調管理には特に気を配りましょう。

・回遊動線

屋外でも屋内でも遊びまわるのが大好きなイヌのために、動きやすい回遊動線を意識した間取りがいいでしょう。家族で過ごす時間が長いリビングが狭いと窮屈に感じてしまいます。リビングは広く、廊下はなるべくまっすぐにするといいでしょう。

・ウッドデッキ

自宅でありながらも自然を感じることができるウッドデッキは、家族全員の憩いのスペースです。汚れても水で洗い落とすことができるため、夏の水遊びの場としてもおすすめです。

・庭

散歩に行けないときでも安心して遊ばせることができる庭は、イヌにとって大切な場所。ドッグランのように整備するほか、シニア犬にもうれしい人工芝にするなどさまざまな活用法があります。

・玄関

玄関の外に足洗い場を作っておくと、子どもたちが泥遊びをした日はもちろん、イヌの足を洗う場としても大活躍します。また、玄関の内側に土間があれば、暑い日におなかを冷やせる「ひんやりスポット」としても喜ばれます。玄関先にはイヌのグッズをまとめて収納できるスペースを作っておくと便利です。

・隠れ家

狭いところが苦手なイヌですが、宝物を隠したいときや叱られたとき、プライベートスペースがあると安心な傾向です。ちょっとした隠れ家スペースを作ってあげましょう。

ネコに優しい設備と間取り

交通事故やけが、病気感染を防ぐために、ネコは完全室内飼育が推奨されています。家の中でもネコが飽きずに過ごせるよう、ネコの大好きな環境を整えてあげましょう。特に高低差のある設備や日光浴ができるスペースがあるとうれしいようです。

・キャットウォーク

ネコは高いところや段差が大好きです。キャットタワーを購入する方法もありますが、注文住宅の場合には作り付けのキャットウォークを設置してはいかがでしょうか。壁に棚のように板を打ち付けるほか、ネコしか通れないような道を天井近くに設置するのもおすすめです。

・窓辺

日光浴をしながら外を観察できるよう、窓辺にはネコが飛び乗れるスペースを作ってあげましょう。窓辺でゆったりと昼寝ができます。

・トイレスペース

きれい好きでプライバシーを大切にするネコのために、トイレはネコ専用スペースに置きましょう。さらに、換気扇を設置すると、人間にとっても快適です。

・ペットドア

行動を制限されず、自由に部屋を行き来したいネコのために、各部屋のドアにペットドアを設置してあげましょう。人間がドアを開けてあげる必要がなくなり、またエアコンの空気を漏らさないというメリットもあります。

ペット目線で考えると、人間にもうれしい

制約が多い賃貸住宅だけでなく、近隣への配慮が必要なマンションや、人間目線だけで設計された建売住宅も、ペットにとっては快適とは言いがたい作りであることが少なくありません。その点、自由度の高い注文住宅の場合は依頼主の希望を反映しやすいため、ペットを含む居住者全員にとって居心地のいい家づくりを叶えられます。

ペットと共有できるスペース、ペットが入れない人間だけのスペースに分けることも可能です。ペットに配慮した家にすることで、人間とペットにほどよい距離感が生まれ、衛生的で快適な空間を保つことにもつながるでしょう。

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