2019.9.9
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くらし

注文住宅でアレルギーフリーな生活を送ろう

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
シックハウス症候群という言葉を聞いたことはありますか。シックハウス症候群とは、建築の際に利用される建材や接着剤、塗料から放散される化学物質やカビ・ダニなどによって引き起こされる健康被害の総称です。これから住宅の購入を考えている人は、シックハウス症候群の症状が出ないような家づくりについても理解を深めておきましょう。

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家にいるとアレルギーが出る!シックハウス症候群とは

シックハウス症候群の症状は多岐にわたり、めまい、吐き気、頭痛、疲労感、蕁麻疹、湿疹といった全身症状が現れます。また鼻にツーンとしたものを感じる刺激感、鼻水、唇の乾燥、咳、涙目のように、アレルギーのようなものも症状の一つです。基本的に、これらの症状は原因となる環境から離れることで改善します。

家にいると上記のような症状が出るけれど、外出中はまったく症状が出ないという場合、それらの症状はシックハウス症候群によるものかもしれません。
 

シックハウス症候群の原因となるもの

シックハウス症候群は建材や接着剤から放散されるホルムアルデヒド、揮発性有機化合物などの化学物質だけでなく、カビやダニ、タバコ、暖房器具の排気による空気汚染が原因となることもあります。シックハウス症候群が問題となったのは、1990年後半ごろのことです。住宅の高気密化によって、屋内の空気が汚染されやすくなったことが原因と考えられています。

花粉症のように、同じ場所にいてもシックハウス症候群を発症する人としない人がいるのも特徴です。

新築住宅は建築法でさまざまな対策がなされている

シックハウス症候群が問題になった後、建築基準法によって建築材料や換気設備に対しての規制が設けられました。そのほかにも、住宅性能表示制度やホルムアルデヒドの等級制度によって、現在では体への影響が少ない住宅が建てられるようになっています。

シックハウス対策規制とは

2003年に改正建築基準法が施行され、「化学物質による室内空気汚染を防止するための規則」が新設されています。この法律では、シックハウス症候群を引き起こす要因となる化学物質の室内濃度を下げるため、使用する建材に基準を設けています。また適宜換気されるよう、換気設備の設置も義務付けられました。

住宅性能表示制度による基準

住宅性能表示制度は、共通の基準を設けて住宅の性能を評価し表示する制度です。新築住宅では設計段階から性能が評価され、工事の際に性能についての検査が行われます。調査後、内装材のホルムアルデヒド放散量を等級で示したり、完成時の化学物質濃度の測定結果を表示したりと、住宅の性能が一目で分かるようになっています。

JIS、JASによるホルムアルデヒドの等級制度

ホルムアルデヒドが放散される建材には、放散量が分かりやすいように等級が設けられていますので、建材選びの参考にしましょう。建材には「F☆☆☆☆」「F☆☆☆」「F☆☆」「F☆」と表示され、星の数で等級が示されます。星の数が多いほど、化学物質の放散度が低い建材です。

シックハウス症候群にならないために

上記のように、シックハウス症候群は法律や表示制度でしっかりと対策がなされています。しかし小さな子どもや高齢者のいる家庭は、シックハウス症候群にならないための対策を自ら進んで行うことがおすすめです。住宅会社任せにするのではなく、自分たちで建材を選び生活環境を整えましょう。

化学物質への対策

化学物質への対策として何より大切なのは、住宅会社とよく話し合うことです。化学物質の放散が少ない建材を使用してもらったり、十分に換気できる設備を設置したりと工夫してもらえるよう話し合いましょう。

湿気対策を十分に

湿度の高い日本では、湿気によって住宅内にカビが発生してしまうことも少なくありません。換気システムを活用し、室内外の空気を入替え湿気対策を行いましょう。梅雨時の湿気が多い時期には、除湿機を利用するのも手です。湿気は窓の結露からも発生します。断熱性能の高い窓で結露を防止しましょう。

化学物質以外の原因物質へも配慮を

シックハウス症候群は、化学物質だけでなくカビやダニもその原因になり得るとされています。ダニやダニの死がいなどが室内にたまらないように、掃除はこまめに行ってください。室内の空気を常にきれいに保つように気を付けることが、シックハウス症候群の防止につながります。

きれいな空気で健康な生活を送ろう

新築住宅なら「どのようなものでも安全」というわけではありません。シックハウス症候群の発症を防ぐためには、その家の住環境への配慮が必要になります。建築前からなるべく化学物質が放散しない工夫などを住宅会社と相談し、建築後は室内の空気をきれいに保てるよう努力しましょう。

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