2019.1.10
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家づくり

冬はヒートショックに注意!建てる時から意識したい家の中の温度差対策

(写真=株式会社もりぞう)
(写真=株式会社もりぞう)
急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、体に大きな負担を与えるヒートショックは、冬場における室内での死因の一つとなっています。特に注意したいのが、高齢者のいる家庭です。ヒートショックの原因は、住宅環境にあるといっても過言ではありません。ヒートショックを防ぐために、どのような対策を取るべきなのでしょうか。

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ヒートショックとは急激な温度変化による健康被害

ヒートショックとは、急激な温度変化によってもたらされる健康被害のことをいいます。暖かい寝具の中から寒いトイレに移動する時や、寒い浴室から急激に温かい湯船につかる時などに起こりやすく、その際の大きな血圧変動によって死亡してしまう人も少なくありません。特に、ヒートショックによって家庭内の浴槽で死亡してしまうケースが多く、消費者庁でも注意を呼び掛けています。

厚生労働省の「人口動態調査」によると、家庭の浴槽内で溺死した人の数は2000年に3,518人、2010年に4,467人、2016年には5,673人と右肩上がりに増えている状況です。すべての原因がヒートショックとは限りませんが、入浴中の事故死は冬季に多く、また入浴中の事故のほとんどが浴室内で起きています。熱いお湯に肩までつかる日本固有の入浴スタイルが影響し、ヒートショックがその一因になっていると考えられます。

東京23区内における「入浴中の死亡者数の推移」を見てみると、11~4月にかけての死亡数が多い傾向です。2017年では死亡者数1,479人のうち、11~4月の時期に死亡した人が1,083人とその多くを占めています。さらに、年齢別では60歳以上の死亡者数が抜きん出て多くなっており、冬期間の高齢者の入浴には十分注意が必要であることが分かります。

ヒートショックの原因とできる対策について

このように、ヒートショックによる高齢者の死亡は看過できない状況です。改めてヒートショックの原因を知り、対策を取っていきましょう。

ヒートショックの原因は血圧の急激な変化

人間は、急激な温度変化を感じ取ると血管の収縮や弛緩が起こり、血圧が変化します。寒いと感じれば血管が収縮して血圧が高まり、暖かいと感じれば血管が元に戻り血圧も正常に戻るという機能です。これを繰り返すことで血圧が乱高下し、心臓や脳の血管にダメージを与えてしまうことがあります。これがヒートショックです。

暖房で暖められたリビングから、暖房のない脱衣所、寒い浴室の洗い場から温かい湯船、そして寒い脱衣所へと短時間で何度も急激な温度変化を体感することでヒートショックを起こしてしまうのです。

ヒートショックを防ぐための対策は

ヒートショックを防ぐためには住宅内の「暖房がなくて寒い場所」をなくすことが大切です。脱衣所や浴室だけでなくトイレや寝室、キッチンなど寒くなりやすい場所にも暖房を設置し、家全体を暖めましょう。入浴する時は、お湯の温度を上げすぎないことも大切です。高齢者の中には高い湯温を好む人も多くいますが、湯温を上げすぎるとヒートショックの原因になります。

「浴槽から急に立ち上がらない」「飲酒の後は入浴しない」「長湯はしない」ということもポイントです。入浴時には、本人だけでなく家族全体で気をつける必要もあります。高齢の家族が入浴したら10分ごとに様子を見るなど工夫しましょう。

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家づくりでできる対策

これから家づくりを行うのであれば、将来のことも考え、ヒートショックを予防できる住宅づくりを意識してみましょう。

断熱性能

断熱性能の高い住宅を建てるため、断熱に強い住宅会社を選ぶことをおすすめします。断熱工事はすき間なく施工することが重要です。施工が悪いとかえって住宅に悪影響を与える可能性があります。本来の断熱材の性能を発揮できる正しい施工ができる住宅会社を選び、断熱性の高い住宅にしたい旨を相談しましょう。

建具の選び方

住宅内部の熱は、主に窓やドアなどの開口部から放出されてしまいます。窓やドア、玄関などに使う建具も断熱性の高いものを選びましょう。

浴室とトイレ

浴室やトイレを孤立させない間取りや、全館暖房設備を取り入れる等、設計の段階から「高断熱で家全体が暖かい家」を希望していることをアピールしてみましょう。

暖かい家で健康な体を保つ

血圧の乱高下によって起こるヒートショックは、室内の温度を一定に保つことで防げます。トイレや浴室にも暖房を設置するなど、家全体が暖まるような断熱・気密性能の高い家づくりを行うことが大切です。これから家づくりを始める方は、20年後、30年後の将来にも目を向け、いつでも健康で安心して暮らせる住宅にできるよう工夫しましょう。

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