湿度の高い日本の気候。空気が乾燥する冬でも暖房の使用によって結露が発生するなど、湿気対策に悩まされている人も少なくありません。住まいの空気環境を整えて健康的に暮らすために、今改めて注目されている素材が、古くから左官材として使用されてきた「珪藻土」です。今回は、現代の暮らしにこそとり入れたい自然素材、珪藻土について解説します。
珪藻土とは、藻類の一種である「珪藻」の化石が海や湖の底に泥と一緒に積み重なって石化したもの。その機能性の高さから、最近はバスマットやコースターなどの日用品にも応用され人気を呼んでいます。私たちの暮らしにさまざまなメリットがある珪藻土の機能を紹介します。
珪藻土には室内の余分な湿気を吸着する働きがあり、結露を減らし、カビやダニの繁殖を抑制します。壁や天井の珪藻土が湿気を吸い取ってくれることで室内干しもよく乾く、快適な空間に。構造躯体の劣化の原因となる湿気を抑えることで、家の長寿命化にもつながります。また、室内が乾燥したときは湿気を放出して、部屋の中の湿度を常に安定させてくれる賢い素材です。
珪藻土は細かい無数の孔が呼吸をしています。その働きで、ペットやタバコ、生ゴミなどの室内にこもりやすい嫌な臭いを吸着。すばやく消臭し、再放出させない機能を持っています。
呼吸の働きで孔がホルムアルデヒドなどの有害な化学物質(VOC)を吸着。有害物質による室内の空気汚染が引き起こす頭痛や湿疹などの健康被害、シックハウス症候群を防ぎます。

デザイン性も魅力のひとつ。和の空間にも洋の空間にも合います。
(写真=株式会社もりぞう)

塗り方によってさまざまな表情に。繊細な陰影が楽しめます。
(写真=写真AC)
手仕事ならではの味わいも、珪藻土を使用する大きなメリットのひとつ。コテ跡などで表現される風合いは、ビニールクロスにはない豊かな表情で空間を彩ります。自然素材特有のぬくもりある質感は木の家にもよく似合います。
一般的に湿度が10%変化すると、体感温度も1℃変化すると言われています。四季を通じて快適に過ごすには、エアコンなどで温度を調節するだけでなく、湿度のコントロールが不可欠です。
壁紙にはない珪藻土の機能を活かし、自然の力で温度と湿度のバランスがとれた気持ちのよい空間に。住む人にも、家にも、環境にもやさしい素材で健やかな暮らしを体感してみませんか?もりぞうでは珪藻土を使った施工事例が豊富にあります。モデルハウスで実例もご覧いただけますので、ぜひお気軽にお越しください。
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