住宅ローンを利用しようと決めたとき、まずどこに住宅ローンの相談を行えばよいのか迷うところです。住宅ローンの利用についての相談は、金融機関の窓口以外でも行えます。ここでは、住宅ローンについて詳しく知りたいときの相談先について紹介します。
住宅ローンを利用する前に、「わが家の収入ではどのくらいの金額が借りられるのか」「返済計画はどうなるのか」など、じっくり聞いておきたいものです。そんなときには、住宅ローン相談会やセミナーなどで相談してみましょう。
いきなり金融機関の窓口に行くのは気が引けるという人は、住宅ローンのセミナーへ足を運んでみましょう。住宅ローンセミナーは、金融機関だけでなく、住宅会社やファイナンシャルプランナーが主催し開催していることもあります。住宅ローンセミナーでは、下記のようなことが学べます。
・住宅ローンの借り方
・家を建てるための資金の貯め方
・返済中の家計の収支
・戸建ての暮らしの中でかかるお金について
セミナーに申し込む前に、どのようなことを学べるのか確認しておきましょう。
住宅ローンセミナーと似たものに、金融機関や住宅会社が開催している住宅ローン相談会があります。事前申し込みが必要なものから、住宅展示場やモデルルームで行われるものまで相談会のタイプはさまざまです。個別相談会では、相談者一人ひとりの状況から、具体的な返済プランまで提案してもらうことが期待できるでしょう。
「どのくらいの住宅ローンが借りられるのか」「購入予算はいくらまで考えられるのか」など、まず知りたいという方は、個別相談会に行ってみるのもよいでしょう。
住宅ローンセミナーや相談会の内容は同じものばかりではありません。例えば、下記のような人の悩みを持っている人におすすめです。
・これから資金を貯める人
・土地を探す人
・住宅ローン返済中の生活費が気になる人
自分の今の悩みはどのようなことなのか改めて書き出し、自分の悩みに答えてくれそうなセミナーや相談会を探して、申し込んでみましょう。住宅ローンで、いくらまで借りられるのか知りたい人は、世帯収入や貯蓄額、毎月の収支などをまとめてから行くとより具体的なアドバイスが受けられるでしょう。
住宅ローンの審査には、仮審査(事前審査)と本審査があります。土地と、家を建ててくれる住宅会社が見つかったら、金融機関で住宅ローンの仮審査を申し込みましょう。仮審査には、本人確認のための資料(運転免許証など)、源泉徴収票など収入が分かる資料、物件に関する資料が必要です。仮審査は、約1週間で結果が出ます。仮審査を通過したら、いよいよ本審査です。
本審査を通過後、融資が実行されます。注文住宅では、建築費を数回に分けて住宅会社に支払うことが必要です。そのため、住宅完成前の支払いをすべて自己資金で賄えない場合には、つなぎ融資が必要になります。住宅ローンの申し込みから融資実行までの流れや、つなぎ融資について詳しくはこちらをご覧ください。
>>注文住宅の住宅ローンについて。相談から融資実行までの流れを知ろう
住宅ローンの審査時に、次にあてはまる場合は審査に通らなくなってしまう可能性があります。
・転職
・別のローンを組む
・携帯料金や公共料金の代金の支払いが遅れる
住宅ローンを借りるための審査項目として、勤続年数が1~3年以上あることを基準としている金融機関もあります。そのため、住宅ローンを借りる直前に転職をしてしまうと、基準の勤続年数が足らず住宅ローンの審査に通らなくなる可能性が高まるのです。また、仮審査が通った後に別のローンを組むと、返済負担率が変わり、借りられる金額が減ります。
これにより、本審査に通らなくなってしまうこともあるでしょう。携帯電話料金の支払い遅れにも注意が必要です。携帯本体を分割払いにしていると、割賦契約をしていることからローンとみなされます。その支払いが遅れると、ローンの支払い遅延とされ、住宅ローンの審査にも影響を与えてしまうのです。また、携帯料金だけでなく、あらゆる支払いの遅延には気を付けましょう。
注文住宅のことを考え始めたら、まずは相談会やセミナーに参加してみましょう。もりぞうでも、住宅やお金に関する相談会を開催しています。お金のプロであるFPに相談できるものもあるので、気になる方はこちらのページからお申し込みください。
>>【無料小冊子プレゼント】「本当にいい家」に住みたい人に知ってほしいこと
【オススメ記事】
・還付金が最大50万円!知って得する住宅ローン控除の基礎知識
・新築住宅を建てた後にかかる税金。10年間でいくらになる?
・長期優良住宅では定期点検が義務。アフターケアで長持ちする家に
・2019年の消費税率増で住宅ローン控除(住宅ローン減税)はどうなる?
・住宅ローンは自己資金なし、全額ローンでも借りられる。そのメリットとは