新型コロナウイルス感染拡大の影響により、家で過ごす時間が増えているこの頃。注文住宅を建てるならこれまで以上に「おうち時間を楽しむ」という観点での家づくりが必要になりそうです。住まいそのものが快適で、家族との団らんもプライベートな時間も楽しめるような空間であれば、「外出自粛」もネガティブにとらえすぎず、自宅でゆっくりと充実した時間を過ごせるかもしれません。
今回は、外出自粛期間中もその後もおうち時間を快適にしてくれる、家づくりの素材とプランニングのアイデアをご紹介します。
自然素材がもたらすのは、五感で感じられる心地よさ。暮らしやすい間取りやお気に入りのインテリアだけでなく、素材にもこだわることで、四季を通じて快適なおうち時間が叶います。
天然木の風合いが美しく、インテリアの観点からも人気が高い無垢材。床材に使用するとやわらかな感触が心地よく、素足で過ごしたくなります。やさしい木の香りは「フィトンチッド」という天然の芳香成分によるもの。ひのきに多く含まれるフィトンチッドには森林浴のようなリラックス効果があります。また、無垢材は断熱性能や調湿性能にも優れ、一年を通して快適な室内環境をつくってくれます。
壁の仕上げ材として使われる珪藻土の一番の特徴は、優れた調湿効果。湿度が上がると余分な湿気を吸収し、湿度が下がると湿気を放出してくれます。梅雨時でもお部屋の空気をサラサラに保ち、室内に洗濯物を干してもジメジメせず快適なまま。また、珪藻土の細かい無数の孔が呼吸をし、その働きでニオイや有害物質まで吸着してくれます。
団らんの時間と、家族それぞれの時間。おうち時間を楽しく快適に過ごすためには、その両方の充実が必要です。毎日の暮らしをワンランクアップさせる設計の工夫を見てみましょう。
趣味や仕事用のスペースがあれば思う存分没頭でき、充実した時間が過ごせます。専用のスペースを確保することで、作業の場ができるだけでなく、道具やコレクションをまとめて収納できるメリットも。リビングに置きっぱなしにしたくないカメラやミシンなどの趣味の道具、仕事の資料などもしっかりしまって管理でき、作業効率も上がります。
もちろん自宅でテレワークをするときにも活用できます。家族がくつろぐ空間と書斎を分けることで仕事に集中でき、WEB会議で生活感が丸見えになることも防げます。
景色が楽しめる窓や吹抜けの開放感。居心地のいいリビングには自然と家族が集まります。家で過ごす時間が長い分、家族が思い思いに自由に過ごせるようなゆとりとスペーシングも快適をつくるポイントに。家族で同じ空間を共有しつつ、読書や料理、ヨガなど、それぞれの時間を楽しめる程よい距離感が心地よさを生みます。
ひのきの癒し効果を最も堪能できるのがお風呂。ひのきは水に濡れることでいっそう芳香を放ち、リラックス効果が高まります。星空や中庭などを眺められる窓を配置すれば、より贅沢な空間に。一日の終わりに、天然木ならではのぬくもりある風合いとさわやかな香りに包まれて、心も体もゆっくりとリセットできます。
キッチンとダイニングを横並びに配置することで、ダイニングテーブルが大きな作業台に早変わり。子どもと一緒に料理やお菓子作りに挑戦するのにちょうどいいスペースです。
外出を控えて家で食事をする機会が増えるこの頃。横並びのダイニングキッチンは、食事の配ぜんや後片付けが楽なところもうれしいポイントです。
周囲からの視線をカットしつつ、開放感も楽しめる中庭やテラスなどの外空間。子どもたちの遊び場としてだけでなく、家族で食事を楽しむダイニングとして、DIYなどの趣味スペースとしても活用できます。プライベートな空間だからこそ、より自由で気軽な使い方が可能に。いつものコーヒーと本を室内から持ち出すだけでも、特別感のある時間を過ごすことができます。
おうち時間の過ごし方、ライフスタイルや家族構成に合わせて住まいを設計できるのは、注文住宅ならでは。実際に注文住宅でこだわりを叶えた人からは「家の居心地が良すぎて、休日も外出することが減った」という声も聞きます。
自分たちらしい住まいを実現して、充実したおうち時間を過ごしてみませんか?まずはおうち時間にどんなことをして過ごしたいかを考えて、住まいのイメージしてみましょう。
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